見た目と機能性を併せ持ったデザインを目指して日夜奮闘してます！
スーパーCGクリエイター専攻卒
ゲームCGデザイナーとは
CGを駆使した表現でゲームにいろどりを与える
ゲームCGデザイナーは コンピューターグラフィック を使って、ゲームに登場するさまざまなものをデザインする職業のことで、CGクリエーターと呼ばれることもあります。
ゲームに登場するものの中で3DCGによって作られているのはキャラクターやステージ、背景などがあり、その表現方法も リアルと変わらないようなものからアニメ調のものまで多岐にわたります 。
そうした制作物を作成しゲームの雰囲気を盛り上げてくれるのがCGデザイナーです。
グラフィックは年々進化していくため学ぶことは多いですが、 新しい技術に挑戦できる職業 ということでもあり、そうした部分にやりがいを感じる人も多いです。
ゲームグラフィックデザイナーとは何が違うの？
グラフィックデザイナーというのはもともとポスターやパンフレット、チラシのような印刷物をデザインしたり、シンボルマークやロゴをデザインする仕事ですが、ゲーム業界におけるゲームグラフィックデザインとは、ゲーム画面に登場するあらゆる画面をデザインする仕事をさします。
かなり幅広い業務をさす言葉なので実際の求人募集では 専門分野ごとに細分化されていることも多い です。
ゲームCGデザイナーもゲームのグラフィックに関係した仕事なのでゲームグラフィックデザイナーの一種と言えるでしょう。
3DCGを扱うことが増えていることからゲームCGデザイナーとゲームグラフィックデザイナーが同一の職業として扱われることもあります。
ゲームグラフィックデザイナーがデザインするものには「背景」、「キャラクター」「ロゴ」、「UI」などがあります。
ゲームCGデザイナーってどんな仕事？
3Dグラフィックを使ってゲームの世界を表現する
ゲームの世界に登場するCGを制作するのがゲームCGデザイナーの仕事。CGデザインにはキャラクターやアニメーション、ステージ、ムービーなどがあります。
チームで 分業体制を敷いて制作 をおこなうので、チーム内のコミュニケーションや連携が大切になります。
親しみのもてるキャラクターや一目で弱点がわかるデザイン、遊びやすいステージの開発などCGデザイナーに求められるスキルは多いです。
デザインだけでなくモデリングもする場合がほとんどなので、CGスキルを磨いておくことが大切です。CGデザイナーのようにいろんな役割をこなす人をCG業界では ジェネラリスト と呼んだりします。
ゲーム業界は納期が厳しいので、リリース直前には会社に泊まり込んで作業することもあります。そのため、体力づくりが欠かせません。
CGデザイン
どんなCGを制作するかを考えます。
例えば「盾を持っている敵キャラを作り、ステージの難易度を上げると同時に盾のない場所が弱点であることが一目でわかるようなデザイン」といったように見た目から攻略法が連想できるような敵を考えることで見た目と面白さの両立をはかります。
モデリング
メッシュと呼ばれるCGモデルの造形にあたる部分を作成します。
デザイナーが考えたデザインをもとに、イメージを崩さないようにモデリングします。
テクスチャ
イラストで言うなら塗りにあたる部分です。
色や模様、汚れなどを描くことでモデルをよりリアルにします。 マテリアルの設定をいじることで色だけでなく質感も変えることができます。
リギング
3Dモデルの骨にあたる部分を作成します。
3Dモデルのキャラクターを動かす場合、このリグを操作することでアニメーションを作成します。
どうすればゲームCGデザイナーになれる？
ゲームCGデザイナーへの道のり
ゲームCGデザイナーになるには、 デザインのスキルやCGツールのスキル を身につける必要があるでしょう。
学校へ通いそうしたスキルを身につけようとする場合、 美術大学もしくはCG系専門学校 へ入学することになります。
美術大学では美術に関する専門的な教育を受けることができるので、デッサン力を磨いたりやデザイン理論のようなアート方面のスキルを育むことができる一方、デジタルツールを使ったCG制作などは学べません。
専門学校ではデザインに関するスキル以外にも、業務で使うツールを使用したハイクオリティなCG制作などを通して 実践的なスキルを鍛える ことができます。
CG制作というのは初心者ではイメージしにくい部分も多いので一度オープンキャンパスへ行き、実際に体験してみると参考になるでしょう。
ゲームCGデザイナーに向いている人は？絵が描けなくちゃダメ？
よく「CGデザイナーは絵が描けないとなれないのか」という質問がありますが、CGデザイナーは 絵が描けなくてもなれます 。
もちろんイラストスキルを持っていればデッサン力やテクスチャ制作で役立ちますが必須ではありません。
それよりも、CG制作には頂点一つ一つを修正するような地道な作業も多いので根気強さが大切です。また、ツールの進歩についていくために勉強熱心でなければいけません。
こういう作業をこなせる人がCG制作に向いていると言えます。
求められる知識・資質を磨く
デッサン力
CG制作では立体のモデルを制作するので、モノのカタチを捉える能力であるデッサン力が大事です。
デザイン力
個性豊かなキャラクターや見やすい背景、ギミックのわかりやすいステージなどデザイン力が大事な場面は多いです。
見た目だけではなく機能性も追求した総合的なデザインが求められます。
コミュニケーション能力
CG制作はチームで作業することが多いのでチームメンバーとの円滑な意思疎通をはかることが大切です。
想像力
美しいファンタジー世界やキャラクター造形のためには、個性豊かな想像力が必要です。
さまざまな経験をし想像力を養いましょう。
